モバイルウェブの成功例

モバイルサイトの導入や、高速化で成功した企業の事例は沢山あり、Starbucksもその一つです。

元々100万人のユーザーがアプリを介してオーダーしていたのですが、それ以上のユーザーがウェブサイトを通じてオーダーしており、iOSアプリの利用率は決して高くありませんでした。そこでモバイルサイトの強化を当面の目途としたのです。

同社はモバイルサイトに対するユーザーの満足度がそれほど高くないと考え、試行錯誤を繰り返しました。その結果、PWAの導入に踏み切りました。モバイルサイトのUXでは、外観も含めてネイティブアプリと同等の機能を持たせ、信頼性と高速を保持することに努めました。高速化はコードを減らしたり、キャッシュを取り入れたり、画像を最適化したりすることで実現しました。またPWAの機能として、オフラインでサポートが受けられるように改良し、キャッシュも付加しました。ログインに関しては、Credential Management APIを採用し、パスワード等の入力の手間を省きました。

因みにchromeのユーザーであれば、このAPIでログインしている人も少なくありません。

Starbucksのモバイルサイト改良はこれに留まらず細部に及び、例えばアプリとしてインストールしたホーム画面のアイコンを介してモバイルサイトに接続できる仕掛けを施しました。ユーザーはネイティブアプリとの違いに気付かない仕様です。

さらにアニメーションやアクセシビリティ、Pattern Libraryの利用にまで配慮し、モバイルサイトは使い勝手の良いものに生まれ変わったのです。その結果、何らかの事情でアプリをインストールできないユーザーもアクセス、オーダーできるようになったのに加え、PWAのレスポンシブウェブデザインが功を奏し、パソコンを介したオーダーも急増しました。