Chrome Dev Summit(続編 その1)

Chrome Dev Summitでは、ECサイトのパフォーマンス改善に成功した事例がいくつも紹介されていました。

航空券販売会社Justfly.comもその一つで、各部署が協働して、一つの目的のために尽力しました。まずPWAを承認してもらう必要があると考え、小さな実験を積み重ねてデータを蓄積し、結果を出しました。パフォーマンスの改善はコンバージョンを確実に高め、航空券予約件数は35%上昇したということです

パフォーマンス改善のためには、当然ながら相応の技術が求められます。しかし知識を蓄えているだけでは成功しません。長期にわたる戦略、短期の目標設定、及びそれらの符合が重要です。サミットでもWalmartの事例が紹介されました。

Walmartは長期戦略としてTTIの70%削減を、短期的目標としてJavaScriptの500kb削減、及びCSSの40kb削減を掲げました。その結果、短期の内にTTIが25%削減したのです。もちろんこれは長期戦略の一部にしか過ぎませんが、一定の成果として、戦略を評価する材料にはなり得たわけです。他にもeBayやairbnbの事例が挙げられ、ユーザーのクリック動向を予測し、Service WorkerやpostMessageを利用してナビゲーションを速めたケースや、クライアントサイドルーティングに移行した例が紹介されました。いずれも大変な成功を収めたということです。

部署同士が協力し、速度改善技術を担保することができても、今サイトに何が生じているのかを、正確に計測できなければ意味がありません。

そのためには、まず指標が共有できるものでなければなりません。指標の意味や取得手段が分からない部署が存在すると、連携は上手くいかないからです。また変化の全てを知るために、自動化ツールを採用することも必要です。さらに、ツールで得られたデータを有効活用できるよう、計測に関する戦略を練ることも忘れてはいけません。

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